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尼崎市の住宅事情に合った電気リフォームとは?古い家の配線リスクに迫る

2025/04/25

住宅のリフォーム工事を行うときは、電気配線も見直すチャンスです。
電気配線は、壁の内部や天井裏、床下などに回すのが一般的ですが、壁、床、天井ができてから電気配線を回すことは簡単ではありません。
リフォーム工事では、室内の壁、床、天井を撤去することもあるのでその際、電気配線の工事もやり直すべきです。
古い家の電気配線をそのまま使用し続けることのリスクも解説します。

リフォーム時は電気工事を行うチャンス

住宅のリフォーム工事を行うときは、電気工事を行うチャンスでもあります。
特に、内装を全面的に撤去するスケルトン工事ならば、設備や什器はもちろん、壁下地、水道、ガスの配管、そして、電気配線も一旦撤去して、何もない状態から工事し直すことになります。
コンセントや照明器具の位置を変えることができますし、ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換する事もできます。

リフォーム時に行える電気工事の種類

住宅のリフォーム工事を行う時に実施できる主な電気工事を紹介します。

コンセントの交換、増設、位置の変更

コンセントは、古くなると差込口が劣化するため危険なので、交換すべきです。
リフォーム工事の際は、コンセントも全面的に交換するとよいでしょう。
また、コンセントを増設することも可能です。
配置場所はそのままでコンセントの数だけを2口から4口に増やすことも可能です。
さらに、コンセントの位置を変えることも可能です。
内壁のリフォームと合わせて行うのであれば、古いコンセントの穴を完全に塞ぐことができます。

スイッチの交換、増設、位置変更

スイッチも、古くなると劣化したり、機能しなくなることがあるので、リフォーム工事の際に交換するとよいでしょう。

スイッチは部屋の雰囲気にあわせて選ぶことができます。
小さなスイッチだと高齢者や子どもには使いにくいので大きなスイッチに変えるのもよいでしょう。
ライトの明るさを調整したり節電したい場合は、明るさを調整できるスイッチも検討しましょう。
スイッチの増設や位置変更も可能です。

照明器具の交換、増設、位置変更

照明器具も古くなると暗くなったり、ライトがつかなくなるので、リフォーム工事の際に交換するとよいでしょう。

照明器具も部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
通常のシーリングライトからシャンデリアに交換することもできます。
重量のある照明器具の場合は、天井にしっかりと固定する必要があるので、リフォーム工事の際に、天井に下地を取り付けておくといった対策が必要です。
引掛シーリングがない場所にシーリングライトなどを取り付けるためには電気工事士による電気工事が必要なので、リフォーム工事と合わせて行うとよいでしょう。
また、照明器具を増設したり、位置変更も可能です。

ガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換

ガスコンロからIHクッキングヒーターへ交換する工事もリフォーム工事の際に行える工事です。
IHクッキングヒーターへの交換はかなり大掛かりな工事が必要です。
まず、既存のガスコンロの撤去が必要です。同時にシステムキッチンも交換することもあります。
また、電気工事でも次のような工事が必要になります。

・引込み口配線(幹線)の切替工事:単相2線式配線の場合は単相3線式配線への切替工事が必要です。
・アンペアブレーカーの交換工事:契約容量が50A未満の場合はアンペアブレーカーの交換が必要です。
・分電盤の工事:IHクッキングヒーターは専用回路が必要なので、分電盤からの回路増設工事が必要になります。
・専用コンセントの設置:専用回路を通した上でIHクッキングヒーターの専用コンセントの設置が必要です。

インターフォンの交換、増設、位置変更

インターフォンには様々な方式がありますが、住宅で一般的に使われているのは、電源直結式と言い、壁の中にある配線を直接インターフォンにつなげているタイプです。
インターフォンも古くなると劣化して使えなくなるので、リフォーム工事と合わせて交換するとよいでしょう。
また、インターフォンを増設したり、位置変更の工事を行うこともできます。

LAN配線の交換、増設、位置変更

LANには、有線回線と無線回線があります。
このうち、有線回線については、電気配線と同様に住宅内にLANケーブルを回す必要があります。
LANケーブルにはカテゴリという規格があり、現在では、カテゴリ5からカテゴリ8まであります。
カテゴリ5では、最大通信速度が100Mbps、伝送帯域100MHzですが、カテゴリ8なら最大通信速度40Gbps、伝送帯域2000MHzと性能が大幅に上がります。
プロバイダーと10Gbpsの契約をしてもLANケーブルが古いと意味がないので、LANケーブルの交換工事を行いましょう。
また、LAN配線を増設したり、差込口を変更するといった工事も行うことができます。

火災報知器の交換、増設、位置変更

火災報知器は消防法により設置が義務付けられています。
耐用年数は設置してから10年が交換の目安とされているので、リフォーム工事の際は合わせて交換するとよいでしょう。
電池式なら自分で交換できますが、100V式の場合は電気工事が必要です。
火災報知器も増設、位置変更が可能です。

分電盤、ブレーカーの交換

分電盤は、住宅に必ず一つ設置されています。
分電盤も耐用年数があり、10年から15年程度経過すれば、交換が必要になります。
分電盤には、漏電や過剰電流を探知するブレーカーが組み込まれていますが、これが機能していないと電気を安全に利用できません。
また、エアコンやIHクッキングヒーターの設置に伴い、専用回路を増設することもあります。この場合も分電盤の電気工事が必要です。

古い家の電気配線のリスク

古い家では、昔の電気配線をそのまま利用していることもありますが、様々なリスクがあります。

漏電や感電、火災のリスク

電気配線のケーブルは、歳月が経つにつれて老朽化します。その結果、外側の絶縁体が劣化し、内部の導線がむき出しになってしまうことがあります。
この場合、むき出しになった導線が原因で、漏電や感電、火災が発生するリスクがあります。
また、劣化した導線は熱を持ちやすく、それが火災の原因になってしまうこともあります。
ケーブルの劣化はネズミなどにかじられた場合だけでなく、様々な要因で生じるので、リフォームを行う場合は古くなったケーブルを交換すべきです。

家電製品の故障リスク

劣化した配線は、電圧が不安定になりやすいです。
この場合、家電に流れる電圧が不安定になり、家電製品の故障につながってしまうことがあります。
特に、パソコンなどは作業中にデータが消えてしまうリスクもあります。

安全基準に適合していないリスク

電気工事・電気通信工事における安全基準は、過去数十年の間に大きく変遷していますから、古い家の場合は、最新の安全基準に適合していない可能性があります。

電気容量不足のリスク

現在の家では、様々な家電製品が同時に使われるため、古い配線のままだと過負荷によりブレーカーが落ちやすくなります。
ブレーカーが頻繁に落ちるようでしたら、配線の引き直しや交換を検討すべきです。
また、古い家では、コンセントの数が少ない傾向があります。
コンセントが足りないために延長コードを多用していることもありますが、発熱や接触不良の原因になりやすいです。
使用している家電の数に合わせてコンセントの位置を変えたり増設すべきです。

リフォーム時に電気工事を行う際のポイント

リフォームに合わせて電気工事を行う場合は、設計図を作成した時点で、配線計画を考えることが大切です。
図面を基に、部屋のどの位置にコンセント、スイッチがほしいのか、照明器具はどの位置に付けたいのかといったことを決めていきます。
その際のポイントを紹介します。

部屋ごとに使いたい家電をイメージする

各部屋を誰が使うのか、そして、その部屋でどのような家電を使うのかをイメージしましょう。
例えば、パソコンを使う部屋なら、電気配線の他、LAN配線が必要になります。
テレビを見るだけでなく、DVD器具を使ったり、ゲームもやるなら、コンセントの数がたくさん必要になるでしょう。

キッチンは特に家電製品をたくさん使う場所です。
使う予定の家電製品をリストアップしたうえで、使う場所などもイメージすると、コンセントの場所を決めやすくなります。

家電が増えた時に備えて余力を残しておく

家電は、今後も様々なものが発売されるので、使いたい家電が増えるでしょう。
そうなった時に、コンセントが足りないといった事態にならないように、コンセントを多めに配置しておくこともポイントです。

リフォームに伴う電気工事は株式会社TSCにご依頼ください

リフォームの際は電気工事が必要になることが多いですし、古い配線を一新するチャンスです。
リフォーム工事に対応している電気工事店に相談して、配線計画から立ててもらいましょう。

株式会社TSCは兵庫県尼崎市を中心に電気工事を承っております。
職人直営のお店なので、中間マージンはかかりませんし、通常かかる出張費も柔軟に計算させていただいており、お客様に納得していただける見積もりを提供しています。
リフォームに伴う電気工事にも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

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