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感電や火災のリスクも?屋内配線の劣化サインと早期対処のすすめ

2025/05/28

電気配線(屋内配線)が劣化すると様々なリスクがあります。代表的なのは漏電火災です。劣化した屋内配線が原因の火災は全国各地で発生しています。屋内配線の劣化サインが確認できた時は、電気配線を交換するといったメンテナンス工事が必要です。
この記事では、見過ごされがちな電気配線(屋内配線)の劣化サインと対処方法について解説します。

電気配線(屋内配線)は定期的に交換が必要

長期優良住宅のように寿命の長い住宅が普及し始めていますが、こうした住宅は、長期間、何も手入れしなくても長寿命を保てるわけではありません。
一定期間が経過したら、メンテナンスを行うことにより、100年といった長寿命を目指す建物です。
電気配線(屋内配線)も同じで、数十年経過したら劣化している可能性があるので交換が必要になります。

電気配線(屋内配線)の劣化を放置した場合のリスク

電気配線(屋内配線)が劣化しているにも関わらず、放置していた場合は、次のようなリスクが生じます。

漏電、火災のリスクが増加する
家電製品が故障しやすくなる
電気代が高くなる

一つ一つ確認しましょう。

漏電、火災のリスクが増加する

電気配線(屋内配線)が劣化すると漏電を起こすリスクが高くなります。例えば、ネズミが絶縁体をかじって電線を露出させてしまうとそのネズミが感電死するとともに火が発生して漏電火災の原因となってしまうことがあります。
ネズミなどの小動物が電気配線をかじる場合だけでなく、経年劣化によって、絶縁体などが脆くなると、ある時、突然、漏電して火災が発生してしまうこともあります。
また、漏電により、金属製の電気機器を通じて人が感電してしまう事故が発生することもあります。
いずれのケースでも、人命に関わる大きな事故につながるので注意が必要です。

家電製品が故障しやすくなる

電気配線(屋内配線)が劣化していると、正常に電気が流れにくくなるため、家電製品が故障しやすくなります。
特に、パソコンなどの精密機器の場合は、電流の質が悪くなると悪影響を及ぼしたり、正常に機能しないことがあります。
最近では、インターネットに繋がる家電などのIOT機器が増えていますが、こうした家電が正常に機能するためには、電気の流れが重要です。

電気代が高くなる

電気配線(屋内配線)が劣化したまま使っていると、電気が正常に流れにくくなるため、電気を無駄に消耗してしまい、電気代が高くなってしまいます。
月々の電気料金をチェックして、家電の使用状況が変わっていないのに、電気の使用量や電気料金が上がっていたら、電気配線の劣化も疑われます。

電気配線(屋内配線)の劣化のサイン

電気配線(屋内配線)は、隠ぺい配線であれば直接は確認できないことがあります。このような場合、劣化の症状は何により判断したらよいのでしょうか。
劣化のサインを知る代表的な方法は次のとおりです。

電気配線を直接確認する
コンセントに異常がある
家電が異常な動作を起こしたり故障する

一つ一つ解説します。

電気配線を直接確認する

屋内配線は天井裏や壁の内部に配線されているので、直接確認することはできません。
ただ、天井裏や床下に配線されているものについては、点検口から覗くことで、電気配線の劣化具合を確認することができます。

電気配線のケーブルは絶縁体に覆われています。この絶縁体がひび割れたり剥がれている場合は、劣化している証拠です。
また、絶縁体が色褪せていたり、変色している場合も、やはり、劣化している証拠です。
特に築年数の長い住宅の場合は、このような絶縁体自体の劣化が確認できることがあります。

またネズミなどの小動物が屋内に入り込んでいる場合は、こうした動物が電気配線のケーブルをかじることもあります。
このような場合は、電線が露出してしまい、電気火災の原因となってしまうので注意が必要です。
ネズミなどの小動物がいる場合は、駆除するとともに、電気配線を丁寧に確認することが大切です。

コンセントに異常がある

コンセントに焦げたような跡がついていたり、コンセントからゴムが焼けるような異臭が漂うこともあります。
こうした異常が見られる場合は、内部の電気配線がショートしている可能性があります。
電気配線の過熱は、電気配線の劣化の他、その電気配線で消費電力の大きい家電を使いすぎていることが原因で発生します。

消費電力が過剰となっているときは、安全ブレーカーが落ちるようになっています。
安全ブレーカーが頻繁に落ちる場合は、家電を利用するコンセントの位置を変えるといった対策を取ることが、電気配線の劣化を防ぐためのポイントです。

家電が異常な動作を起こしたり故障する

家電が正常に動作するためには、電気配線を通じて正常に電気が送られてくる必要があります。
ところが、電気配線が劣化している場合は、正常に電気が供給されなくなるため、家電も正常に動かなくなり、突然故障してしまうことがあります。
買ったばかりの家電が突然故障してしまう場合は、電気配線が劣化していることも疑う必要があります。

電気配線(屋内配線)の劣化をチェックすべきタイミングは?

電気配線(屋内配線)が劣化していることは、普段住んでいても気づきにくいものです。
特に、電気配線が壁の内部や天井裏などに回されている隠ぺい配線の場合は、直接確認しにくいだけに、劣化していることもわからないことがあります。
そのため、電気工事店に依頼して、定期的にチェックしてもらうことが大切です。

電気配線の劣化をチェックすべきタイミングは次の場合です。

新築時又は前回メンテナンス時から10年以上経過している時
消費電力の大きい家電を導入する時
天井裏にネズミなどの小動物がいた時
室内で雨漏りが発生した時

一つ一つ解説します。

新築時又は前回メンテナンス時から10年以上経過している時

新築時から10年以上経過すると、建物の様々な部分に痛みが生じるため、メンテナンスが必要になります。
外壁塗装や屋根塗装やガス給湯器の交換といった外回りのメンテナンスを行うべきことはよく知られているかもしれません。
また、室内でもクロスの貼り替えや壊れた個所の修理、簡単なリフォーム工事が必要になるでしょう。
こうした機会に電気配線の劣化もチェックすべきです。

消費電力の大きい家電を導入する時

消費電力の大きい家電を導入する際は、コンセントから取る電力が足りているかどうかの確認が必要です。
特に、エアコンやIHクッキングヒーターを設置するには専用回路が必要になります。
専用回路のために電気配線の工事を行う場合は、この機会に、その他の電気配線についても劣化していないかチェックするとよいでしょう。

天井裏にネズミなどの小動物がいた時

天井裏にネズミが入り込んでいた場合は、そのネズミが電気配線をかじっている可能性もあります。
ネズミを駆除するとともに、電気配線がかじられていないか点検を行うべきです。

室内で雨漏りが発生した時

室内で雨漏りが発生している場合は、天井や壁が劣化するだけでなく、その内部に回されている電気配線も劣化して、危険な状態になっている可能性があります。
雨漏り修理や内装の修理を行うと同時に、電気配線も交換すべきでしょう。

電気配線(屋内配線)の交換工事を行うメリットとは?

電気配線(屋内配線)の劣化が確認されたら電気配線の交換工事が必要です。
この工事は、電気工事なので、電気工事士の資格を持った人が行わなければなりません。一般的には、電気工事店に依頼するとよいでしょう。

電気配線の交換工事を行うメリットは次のとおりです。

安全性が向上する
電気代を下げられる
家電の故障リスクを下げられる
次のメンテナンスがやりやすくなる

一つ一つ解説します。

安全性が向上する

劣化した電気配線を使い続けることは、漏電や感電の危険性が高いですが、電気配線の交換工事を行うことで安全性が向上します。
特に漏電火災の危険を大幅に減らすことができるのは大きなメリットです。

電気代を下げられる

古い電気配線だと、電気代が高くなりがちです。
最新の規格に準じた電気配線を行うことにより、家電の効率が向上するので、電気代を大幅に下げられます。

家電の故障リスクを下げられる

古い電気配線を使い続けると、家電への電気の供給がうまくいかず、家電が故障する原因になることもあります。
最新の規格に準じた電気配線なら、家電の故障リスクも少なくなります。

次のメンテナンスがやりやすくなる

古い電気配線を撤去して、新しい電気配線を回すときは、次にメンテナンスを行う際のことを考慮して工事を行います。
そのため、一度、電気配線のメンテナンスを行っておけば、次のメンテナンスがやりやすくなるというメリットがあります。

電気配線(屋内配線)の交換工事は株式会社TSCにご依頼ください

電気配線(屋内配線)が劣化しているときやエアコン、IHクッキングヒーターなど消費電力の大きい家電を導入する際は、電気配線の工事が必要になるので、専門の電気工事店にご依頼ください。

株式会社TSCは兵庫県尼崎市を中心に電気工事を承っております。
職人直営のお店なので、中間マージンはかかりませんし、通常かかる出張費も柔軟に計算させていただいており、お客様に納得していただける見積もりを提供しています。
電気配線(屋内配線)が劣化した時の交換などの電気工事が必要な時は、お気軽にお問い合わせください。

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